Androidで PDF を編集して署名する方法
Androidのスマートフォンだけでフォームに記入し、書類に署名し、ファイルを軽くできます。reader.meはChrome上で動作し、処理は端末内で完結、インストールも不要です。
大家さんから署名すべき賃貸契約書が送られてきた。学校からは同意書が届く。銀行は金曜日までに書類の記入を求めている。そのすべてがPDFとしてAndroidスマートフォンに届くのに、ノートパソコンはどこにも見当たらない。以前ならそのファイルを自分宛にメールしておき、あとでパソコンで対応するのが定石だった。でも、もうその必要はない。
Android版のChromeがあれば、その作業をすべて自力でこなせる。アプリストアを経由する必要すらない。reader.meは普通のウェブサイトとして動作し、どのツールもデスクトップと同じようにスマートフォンのブラウザで機能する。フォームに記入し、署名を加え、ファイルが大きすぎれば圧縮する。それだけで、列が進むより先に終わってしまう。
スマホ用PDFアプリが選ぶ価値のない選択肢である理由
Playストアで「PDF編集」と検索すると、ずらりとアプリが並ぶ。そのほとんどが、ファイルを開く前にストレージへのアクセスや連絡先、あるいはサブスクリプション契約を求めてくる。月に数回しか使わないツールにしては、差し出すものが多すぎる。こうしたアプリの中には、実際の編集処理をサーバーに送って行うものもあり、その場合、自分の住所が記された契約書や生年月日が書かれた書類が、一瞬とはいえ他人のインフラに預けられることになる。
欄を埋めたり署名を描いたりするだけの作業に、そこまでの権限は必要ない。今のスマートフォンはその程度の処理を端末内で十分こなせる強力さを備えており、ブラウザのタブひとつあれば、権限を一つも求めずに作業を完結できる。
Chromeでの手順
- ChromeでreaderMeを開き、必要なツールを選ぶ。フォームならPDFフォーム入力、署名ならPDF署名。
- ファイルを読み込む。 タップして探すか、メールやWhatsAppで届いたPDFなら、共有メニューからreader.meに直接送れる場合はその方法を使う。どちらにしても端末を離れることなくツール内で開かれる。
- 記入または署名する。 フォームなら各項目をタップして、通常のテキストボックスと同じようにソフトウェアキーボードで入力する。署名なら画面上に指で直接描く。指がガラス面をなぞる感覚は、実際に紙へ署名する動きに近いため、マウスで描いた署名よりも良い結果になることが多い。
- 必要なら圧縮する。 特にスキャンした書類はそうだ。フォームが重いスキャンデータとして戻ってきたら、送る前にPDF圧縮を通しておく。メール添付やアップロードフォームにはたいてい容量制限があり、スキャンしたPDFはそれをあっさり超えてしまう。
- 結果を保存または共有する。 Chromeが完成したファイルを端末にダウンロードするので、そこからメールに添付したり、普段使っているアプリで送ったりできる。
これらの手順のどこにも、追加のアプリのインストールは必要ない。ツールとは、すでに開いているそのタブ自体のことだ。
ファイルに実際に何が起きているか
これらのツールはすべて、処理をブラウザの中で、スマートフォン自体のハードウェアを使って行う。契約書や書類、署名を読み取るサーバーは処理の過程に一切登場しない。自分で確かめることもできる。ツールを開き、機内モードにしてからフォームに記入してみてほしい。それでも問題なく動く。もともと通信を待つ処理などなかったからだ。
これはノートパソコンよりもスマートフォンの方が重要な意味を持つ。カフェ、電車、誰かのゲスト用Wi-Fiなど、スマートフォンは一日のうちに多くのネットワークを渡り歩くため、アップロードするたびにファイルが漏れる可能性のある接続点が一つ増えることになる。作業を端末内で完結させれば、そもそもこの問題を回避できる。
この方法で十分な場面
日常的な書類仕事の大半において、スマートフォンとブラウザの組み合わせは妥協ではなく、デスクトップと同等の能力を持つ。賃貸申込書への記入、配達確認書への署名、オンライン提出前のスキャンした証明書の圧縮といった作業は、まさにタッチスクリーンが得意とする類のもので、ノートパソコンを開くよりも速く終わることが多い。数十ページを並べ替えたり、文書を一から作り上げたりするような重い編集作業は、依然として大きな画面のほうが自然に感じられる。しかし、金曜日までに署名が必要な書類なら、手元のスマートフォンだけで十分だったということだ。
Chromeにreader.meをブックマークしておけば、次に外出先でPDFが届いても、帰宅を待つ必要はなくなる。